シモバシラ

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徐々に寒さが増してきた頃。特別な寒さで、外の空気がキーンとして、あっ、今日から確実に冬が来たという朝があります。こんな朝は耳の先が凍りそうで辛いけれど、楽しみもあります。

「シモバシラ」の枯れた茎の根元に不思議な形の霜柱を見る事ができます。1つひとつ形が違い、飴細工でできたリボンの様で、日が当たるとキラキラ光って驚きの美しさです。

シモバシラは、シソ科の多年草で湿り気のある日影に群生しています。花期は標高850㍍のわが家のまわりでは、9月後半で、小さくて白いかわいい花をたくさん付けます。

秋に植物のシモバシラを見つけておくと、冬は氷のシモバシラを楽しむことができます。ただしシモバシラの霜柱がとびきり美しいのは最初の1回です。そのタイミングにあえると寒さもよいものだと思えるのです。

(文・写真 篠原めぐみ)

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