「ギャルリ イグレグ八ヶ岳」オープン
nagasaka
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アマチュア写真家の三沢久さん(58・高根町在住)が、これまでの作風から新境地を求めた「一期一会」をタイトルにした写真展を長坂町のおいでやギャラリーで開いている。2月12日まで。
今回の作品展では、仕上がった写真にしわを刻み、立体写真を表現した一枚だけの作品と50年近く経過した古い印画紙で、一枚だけの作品を仕上げているという2つのテーマがそれぞれ「一枚だけ」という共通項があることから、「一期一会」というタイトルで展示している。
しわを使った作品づくりについて三沢さんは、「失敗した作品をくしゃくしゃにしてごみ箱に捨てたものを、もう一度見ようと広げた時に、『いい感じに立体的に見えた』」ことが立体写真のヒントになったという。
また、「50年位前の古い印画紙をいただき、自宅の暗室で引き伸ばしてみたところ、個体差のある作品になった」と古いネガを使ってプリントした作品を紹介している。
「偶然から生まれた立体感や写真の素材に合わせて質感を出している」と話す三沢さんは、新しい作品づくりを目指した展示になっている。
問い合わせは32-1161まで。