能穴焼作陶展(韮崎)
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市立韮崎小学校で、3月7日、今年1月に市内農家から寄贈されたキビを使った出前授業が行われ、講師に迎えた市の教育課文化財担当の閏間俊明さんがキビの栄養や歴史、栽培方法などを紹介。また、給食では「キビごはん」が提供された。
この出前授業は、児童に農業や食文化に関心を持ってもらおうと、韮崎市教育委員会が企画したもので、4年生40人を対象にして開かれた。
閏間さんはキビについて、肥料が少なくても栽培でき、約3カ月で収穫できることやタンパク質がコメの約3倍あり、ミネラル分も豊富に含まれていることを説明し、「1㍉ほどの小さな粒でも、お米や見た目が似ているアワよりも栄養がある穀物」と語った。
また、「キビはインド周辺が起源とされ、約3000年前にコメと同時期に中国から日本に伝わったといわれている」といい、縄文時代初期から栽培されていることや、イネ、アワ、ダイズ、ムギ、キビを「五穀」と呼び、日本では「五穀豊穣」を願う神事が全国各地で行われていることを紹介した。
給食では、キビとコメを一緒に炊いた「キビごはん」が提供され、4年の柳本照馬さん(10)は、「小さな実なのに栄養がたくさん詰まっていることに驚いた。いつも食べているごはんよりキビごはんの方が甘く感じた。おかわりもしました」と笑顔で話した。
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