できごと

芸術の分野で交流 北杜市と東京藝大が連携へ

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北杜市と東京藝術大学社会連携センターでは、両者の発展とともに、相互に連携して地域の活性と振興に寄与することを目的に、3月7日、連携に関する覚書を締結した。

この覚書は、相互連携のもと、芸術、文化、教育、まちづくりなどを通じて、地域社会の活性化に寄与し、「地域の貢献のための各種事業に関すること」、「教育及び人材育成に関すること」、「地域振興プラン等の策定に関すること」などで連携協力を図るという内容で、当日は、白倉政司市長と同センターの宮廻正明センター長が覚書に調印し、固い握手を交わした。

白倉市長は、「古里にいながら本物、一流に触れることは、北杜市の品格を高めることにつながる。学生さんのワークショップや創作活動で、市民が一流の文化芸術に触れる機会をつくりながら、北杜の豊かな自然を学生さんの研究フィールドとして役立ててもらいたい」といい、宮廻センター長は「北杜市には芸術を愛する土壌がある。平山郁夫先生の志が根ざしているこの地で、これからは我々の手でその志を大きく育てていきたい。この縁を大切に、北杜市を文化の中心地として、芸術のもつエネルギーを世界に発信していけたら」と語った。

今後は、稲で絵を描く「稲絵」アートをはじめ、学生たちによる絵画教室やコンサートなど、美術、音楽、映像などの分野で連携し、文化芸術の交流を図っていくとしている。