くらし

奥田瑛二VS安藤モモ子作品展

「(俳優として)あと一、二年売れなかったら、『八ヶ岳で農業をやろう』と思っていたとがありました」と話す俳優の奥田瑛二さんと画家・作家として活躍する娘の安藤モモ子さん親子が、高根町五町田のギャリー・トラックスで、初の親子展「バトンタッチなんかするものか」を開いている。

昨年夏、安藤さんがギャラリー・トラックスを訪れ、「ここが一番素敵な場所で、いいなと思った」ことがきっかけになり、親子展の企画を父親に相談。「いいアイデアだね」ということで、「バトンタッチなんかするものか」と真剣勝負の親子展が具体化したという。

奥田さんの作品は、「森に妖精が宿る」で、安藤さんはデッサン作品で「世の中の人間の負の部分」をそれぞれテーマにし、九作品ずつ計十八作品を展示している。

奥田さんは「テーマが決まらなくて、追い込みをかけて最終コーナーを回って(今日に)たどり着きました」といい、「無になって絵を描くことが出来た」と話している。

同展では、人生の先輩として子の成長を見守る親と、成長し、自立した娘の活躍を親子の「タッグマッチ」という表現によって、作品に対する思いをぶつけた展示になっている。五月十三日まで展示。

問い合わせは☎080-5028-4915まで。