くらし

地域防災について学ぶ研修会

地震や台風などの自然災害時に、地域でどう対処することで被害を最小限に抑えることが出来るのかーを学ぶ北杜市防災研修会が二月二十八日、須玉ふれあい館で開かれ、区長や班長、自主防災組織のメンバーなど約九十人が参加した。

防災研修会の冒頭のあいさつに立った名取重幹総務部長は、「災害初期が大切です。防災について学んで、地元で組織づくりや体制づくりに役立ててもらいたい」と語り、講義では、防災対策の課題として、日頃から防災に対する備えを進めることや人生の中で一生に一度経験するかどうかの災害に対し、災害はいつ起きてもおかしくないという心構えで、地域防災力の充実を図ることが重要と紹介した。

続いて、地域の防災機能を高めるため、自主防災組織の必要性や住宅の耐震対策についてなど、幅広い内容について学んだ。

市の総務課では自主防災組織の設置を目指し広く呼びかけているが、市内で自主防災組織が組織されているのは、全体の約三割程度といわれており、地域防災の必要性を呼びかけている。