くらし

保育サポーターのスキルアップ目指して

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北杜市では、平成22年10月を目処にファミリーサポートセンターの開設を目指しており、その準備事業として、3月2日に、保育サポーターグレードアップ講座を開催した。

当日は、既に市内でサポーター活動を行っている人や今後活動を希望している人など33人が受講し、財団法人二十一世紀職業財団山梨事務所による講座が行われた。

冒頭で、財団法人二十一世紀職業財団山梨事務所の長瀬由美子所長は、「いろいろなカリキュラムを組んでおり、楽しい講座になると思う。北杜市では、少子化対策や働くお母さんの支援など、子育てしやすい市づくりを進めており、今後保育サポーターとして活躍してほしい」と参加者に語った。

最初の科目では、社会福祉法人ゆうゆうすみよし愛児園の矢巻行祥園長を迎え、「子どもとの関わり方」をテーマに講義した。

参加者は「子供との関わりの中で困りそうなこと」と「子供と関わってきてうれしかったこと」を書き、五班に分かれて、子供が怪我をした場合や体調が悪くなった時の対応についてグループディスカッションを行った。

講義の終わりに、矢巻園長は「一番大切なのは子供との信頼関係。皆さんが生きてきた人生に自信を持って、その経験や苦労を活かして、子供と接してほしい」といい、「今日はたくさんの仲間に会えたと思うので、これからも困った時は話し合いを重ねて、情報交換を行い、一つひとつ解決していってほしい」と話した。

この日は、「現代子育て事情とコミュニケーション」や「事故防止・応急処置」の講義も行われた。講座は2日間で、4日には「子どもの健康管理と病気の世話」、「子どもの遊びと大人の役割」などの内容となっており、講座終了後には受講者に修了証の交付を予定している。