できごと

ジェットエンジンとロケットエンジンを学ぶ

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経済産業省の早期工学人材育成事業が、九月十一日、市立甲陵高等学校で開かれた。今回で二回目。

当日は「空飛ぶ力の源」と題し、株式会社IHIの基礎技術研究所の本井久之さんと、日本機械学会の檜佐彰一さんを迎え、ジェットエンジンとロケットエンジンの仕組みと開発現場についての紹介が行われた。

本井さんは、ジェットエンジンがどんな乗物に使われているのかを紹介し、ジェットエンジンを開発する上でのエンジン内の熱処理や、遠心力、部品の重さなど改善に向けた研究が続いていることを紹介。

また、ロケットエンジンでは、その目的が「目的の物を目的の高度に目的の速度で切り離すこと」とし、空へ飛ぶ物、宇宙へ行く物の仕組みは物理とは縁が切れませんと生徒に紹介した。

続いて、檜佐さんが壇上に立ち、タービンが考案された歴史、タービン発電機、コンバインド発電システムなどを紹介し、「教科書は君たちを大きく成長させる。英語は君たちを世界に発信させてくれる」といい「次の世界を開いて欲しい」と語った。