できごと

峡北消防本部で、最大級の支援車納入

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緊急消防援助隊の活動や訓練、災害現場後方支援活動体制の充実と強化を目的に、2月28日、峡北広域行政事務組合消防本部では、県内で最大級の車両となる「支援車1型」が納入され、同車の配備式を開催した。

今回配備された「支援車1型」は、全長11メートル、幅約2.5メートル、高さ約3.5メートル、総重量は約20トン、最大積載量は約5トン、乗車定員はドライバーを含めて26人となっており(荷物を積んだ場合は10人)、支援車としては県内で最大級の車両である。

この車両は、総務省消防庁から貸与されたもので、今年度中に各都道府県に1台ずつ配備されることになっており、山梨県では峡北消防本部に納入された。

国内で大規模災害が起こった場合、緊急消防援助隊として出動する隊員の現地での活動を後方から支援をするほか、県内で局地的な災害が起こった際、人員や資機材の搬送のほか、災害対策本部として現場の拠点になりうるという。

災害現場へ駆け付けた隊員たちが、救助活動を行いながら自給自足ができるよう、車両前部には、キッチンや給湯器、冷蔵庫、電子レンジなどが設置されており、必要に応じて車両の右側が1.5メートル拡幅するので、内部に設けられたイスとテーブルで食事をすることができる。

また、車両の後部にも隊員席が設置されているほか、エアーテントやバルーン型投光器を装備しており、大量の資機材を収納することができる。

同消防本部管理課の土屋直也主査は、「総務省から貸与されたものなので、峡北消防本部でしっかりと維持管理を行い、あらゆる大規模災害に臨機応変に対応していくため、この支援車を活用できるような隊員教育をしていく。要請があれば、県内外どこでも出動する」と話している。