くらし

地震被災者へ、支援の輪広がる

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北杜市では、東北地方の大震災被災地に救援物資を送るための市民窓口を今日から二十四日まで開設するほか、十九日には、民間団体による義援金や救援物資の募集が行われ、支援呼び掛けの声が広がっている。

市の福祉部で提供を呼び掛けているのは、飲料水(五百ミリリットル、二リットル)とカップ麺、アルファ米、粉ミルク、紙おむつ(幼児用、大人用)、毛布で、それぞれ新品に限っている。

救援物資の受付けは、市役所本庁と市内各総合支所の計九ヵ所で、玄関入口に案内板を設置することにしている。受付け時間は午前九時から午後五時まで。(問い合わせは電話42-1334)

高根町清里の八ヶ岳興民館で、十九日午前、地元の若者で組織しているチーム清里と周辺住民が協力して救援物資の受付けを実施した。(写真)

当日は毛布をはじめ、紙おむつや、タオル、携帯カイロなどが次々と持ち込まれ、関係者は届いた品を段ボールに振り分ける作業に追われていた。

今後は、救援物資の受付けを萌木の村株式会社のレストランロックで、二十六日まで継続する予定。(問い合わせは電話48-3522)

また、十九日午後一時から三時まで、JR長坂駅前の長坂コミュニティ・ステーション前で、東北地震被災者のための募金活動が行われる。

当初、フィルムフェスティバルを予定していたが、計画停電などによる節電に協力するため、急きょ開催を延期。しかし、義援金目的に市民が訪れることが予想されることから、会場入口で、フェスティバル延期の案内に合わせ、募金活動を行うことになった。

会場では、子供たちのヒーローキャラクター「甲州戦記サクライザー」も参加し、握手会やサイン会で募金活動を呼びかけることにしている。(問い合わせは電話090-2221-8550