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もしもの時に備え、防災講演会開く

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大災害に対する意識高揚を図り、もしもの時に備えようと、12月17日、武川町の甲斐駒センターせせらぎで「北杜市防災講演会」が開催され、事例報告や講演が行われた。

事例報告では、防災ママ@北杜と小淵沢町大東豊地区の取り組みが紹介された。

防災ママ@北杜は、2011年3月11日に発生した東日本大災害のダイジェスト映像を流し、「北杜市は海がないから、災害はないとはいえない」と、大雪や活断層を取り上げ、「子供の命を守れるママになる」と、防災に対する啓もう活動や非常食の備蓄の必要性を語り、参加協力者を呼びかけた。

続いて、大東豊地区の事例発表では「顔の見える関係の大切さ」をテーマに、地域の歴史や移住者、別荘などの現状について、防災意識向上の取り組みなどを紹介。

14年2月の大雪によって、地域の危機意識が高まり、すぐにできることとして、電話で連絡が取れるようにする、燃料タンクの灯油は、半分以下にしないなどを明記したチラシを別荘地も含めて配布したことを語った。

講演会では、小さな命の意味を考える会の佐藤敏郎代表を迎え、3月11日、石巻市立大川小学校で児童74人、教員10人が亡くなった惨事について語り、日頃から災害に対する危機意識を持つことの重要性を伝えた。

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