「よりよく生きるために」をテーマに学ぶ

市民団体「ニラサキーゼ倶楽部」(山寺直美会長)が主催する「ニラサキーゼ倶楽部楽習会」が、9月28日、神山町の蛍雪寮で開かれた。大村智博士の弟で工学博士の大村朔平さんが講師として登壇し、幼少期の出来事や人間関係の構築について語った。

この楽習会は、日常生活に役立つ知識を身に付け、「自分磨き」につなげようと、昨年10月の同倶楽部発足から2カ月に1回市内で開いているもので、今回で6回目。

大村さんは、同倶楽部の会員18人を前に「よりよく生きるために」をテーマに講演。幼少期に祖母の大村しげさんから「人の役に立つことを」と繰り返し言われてきたことを振り返り、「人生の指針となっている」と説明。続けて、「小学生の頃は農業を手伝い、兄も勉強していなかった」と兄弟ならではのエピソードを披露して笑いを誘った。

また、「教科書を全て信じてはいけない」と、昨年ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶祐博士の言葉を引用し、「勉強すると『正しく見えている』と錯覚するが、真実かどうかは個人や国によって変わる」といい、「他人を尊重し、(真実が)間違っていると考えるのではなく、そういう考え方もあると理解することが人間関係を築き、生きやすくする」と紹介するなど、参加者たちは真剣な表情でメモを取っていた。

本町から参加した深沢実早子さん(53)は、大村さんが話した本庶博士の言葉から「他人を思いやる心を改めて学んだ。人間関係で壁にぶつかったとき、今日学んだことを実践したいと思う」と話した。

◎60代になったら家族に残す言葉を考える。文章制作から撮影、製本まですべてお任せでできる。

自分史マガジン https://morinchu.jp