風にそよぐ、地上30㍍のこいのぼり
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韮崎市清哲町の清哲郵便局近くにある藤巻正朝さん宅の敷地内に建つ築約130年の古民家で、2月15日から恒例の「古民家でひな祭り」が始まった。会場には大正期や昭和期のひな人形が飾られ、訪れた人の目を楽しませている。4月11日まで。
この「古民家でひな祭り」は、2016年から桃の節句に合わせて行っているもので、清哲町の地域住民を中心に家庭で飾らなくなったひな人形を持ち寄って展示している。
会場には大正時代の御殿飾りをはじめ、昭和20年代の5段飾り、50年代の7段飾り、内裏(だいり)びなを描いた掛け軸など、10点が展示され、着物に身を包んだひな人形が華やかな雰囲気を演出している。(写真)
同町在住でひな飾りなど3点を提供して展示している藤巻直子さん(69)は、「自宅でひな人形を飾る機会がなくなったが、こういった場所で展示できているので、ひな人形も喜んでいると思う」と話す。
藤巻正朝さんは、「コロナ禍で気持ちが沈みがちだが、ひな飾りを通して少しでも心が癒されればと思う」と来場を呼びかけている。
見学は午前9時〜午後5時までで、入場無料。
問い合わせはTEL22・3829まで。