韮崎エリア

大学生と中高生のプロジェクト「NEO」

青少年育成プラザ「ミアキス」で、大学生と中高生が協力してミュージックビデオ(以下・MV)を制作するプロジェクト「NEO(ネオ)」が進んでおり、今月下旬の完成に向け最終段階を迎えている。

このプロジェクトは、ミアキスを運営しているNPO法人河原部社のインターンシップに参加している根上英さん(山梨県立大学2年)が、昨年12月、新型コロナウイルス感染拡大防止対策による学校行事の中止などで思うような日常を過ごすことができない中高生に「新しい出会いで仲間をつくり、ひとつの作品を協力してつくろう」とMV制作を提案したのがきっかけ。

プロジェクトには中高生や大学生計23人が参加しており、「音楽」、「動画」、「ダンス」の3チームに分かれて毎週土、日曜日に活動している。

2月27日は、音楽チーム7人が、作詞作曲のサポートを務める穴山町在住の作曲家・高永俊幸さん(47)の自宅音楽スタジオでMVに使用する曲の演奏練習を行った。レコーディングした演奏曲を確認しながら、エレキギターやドラムなどの担当者が曲のアレンジを提案。また、「コード進行は全体で統一するように」と高永さんがアドバイスしていた。

エレキギターを担当している保坂嶺太さん(韮崎高校2年)は、「中学生や大学生の仲間と意見を出し合いながら音楽をつくることは新鮮で、アイデアがたくさん出てくる。MVの完成が楽しみ」と語った。

根上さんによると、3月上旬にMVの撮影を市内で行い、3月中旬の音源収録後、編集作業に取り組み、3月下旬に開催予定の「ミアキス報告会」で初披露するとしている。

根上さんは、「MVで大人に若者の思いを伝えるとともに、同世代に挑戦する勇気を持ってもらえたらうれしい」と話している。