韮崎エリア

マイクロプラ削減のアイデアで会長賞受賞

 山梨県と山梨マイクロプラスチック削減プロジェクトは、昨年11月22日〜12月15日までの期間「みんなで取り組むライフスタイルアイデア」で募集し、3月6日、入賞作品を発表した。このアイデア募集の一般の部の会長賞に清水屋旅館の若女将・清水雅美さん(41)が選ばれ、「アイデアが選ばれてうれしい」と話している。

このコンクールは、環境に配慮した生活様式の改善を推進しようと初めて行われたもので、0・5㍉以下の「マイクロプラスチック」を減らすために家庭でできるアイデアを募集。一般の部には県内から約20件が寄せられ、3月6日に行われた「第2回やまなしプラスチックごみ削減サミット」で募集したアイデアの入賞者が発表された。

清水さんは、宿泊客に提供しているビニール袋のスリッパ入れを削減しようと、資源ごみとして再利用が可能な新聞紙のスリッパ入れ(縦30㌢、最大幅30㌢)を考案。持ち手部分に毛糸を使って、エコたわしとして利用できるように改良し、穴山町の障害者支援施設に依頼して昨年9月から提供している。

また、宿泊客に旅館の利用説明をする際に、マイクロプラスチックを削減するため、新聞紙を再利用したスリッパ入れを提供していることを説明し、ビニール袋の削減を図っていることを紹介している。

清水さんは、「ひとりで考えるよりも協力してマイクロプラスチック削減を考えたほうが、より削減の推進につながる」といい、今後は協力施設とともにスリッパ入れの制作ワークショップと環境に関する講座を講師を迎えて開くとしている。

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