テングタケ:天狗茸

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秋雨が上がると、見慣れないキノコが出てくる。「食べられたらいいな」と思うが、〝毒茸〟への恐怖心も同時に起こる。

写真の天狗茸(テングタケ科・テングタケ属 地方名:ハエトリタケ)のキノコも有名な『毒茸』である。

赤い傘に白い点のある絵本やディズニーの映画にも登場する「ベニテングタケ」や、1本で「確実に死ぬ」と言われる白い猛毒の「ドクツルタケ」もこの仲間である。

テングタケ類には、アマトキシン類・ムシモール・イボテン酸他多種類の有毒成分を含み、中でもイボテン酸は「旨味」を呈するので厄介だ。一般的な中毒症状は、めまい・動悸・幻覚・異常興奮等のほか、消化器系障害を伴う。

テングタケでの死亡例は稀で、短日で回復するが、知らぬ茸は「採らない」のが原則である。

(文・写真 佐藤元昭)

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