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山梨県多面的機能推進協議会は、多面的機能増進活動や農村振興に貢献した組織を表彰する「多面的機能増進活動表彰」の山梨県知事賞に中田町の小田川地域農村資源・環境保全推進委員会を選び、12月2日、甲府市の県立文学館で表彰した。
この表彰は、国土保全や自然環境保全などの多面的機能の発揮に貢献している組織を表彰し、県民意識の高揚を図ることを目的に2016年から行っているもので、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止した。
今年は県内で多面的機能増進活動などを行う208団体の中から、知事賞に同保全推進委員会、農政部長賞に竹之島地域環境保全会(身延町)、山梨県多面的機能推進協議会長賞に富士見地区保全会(笛吹市)が選ばれた。
小田川地域農村資源・環境保全推進委員会は、2007年4月に発足し、農地や農業用水路、農道の保全事業、小田川ホタル愛護会と連携した児童対象の水生生物調査や環境学習会などを実施。18年からは首都圏の企業との米づくり体験交流事業を開始し、多面的機能の増進に努めていることが評価された。
同推進委員会の篠原浄会長は、「評価していただいたことは素直にうれしい。今後は地域の農業用水路の整備などを行う後進の育成にも力を入れ、地域の環境保全向上に努めていく」と話している。
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