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旭陽電気に新工場、県内初のニアリーゼブ認証

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 旭陽電気株式会社(本社:神山町・金山光雄社長)では、神山町と甲府市の工場を集約して半導体製造装置の組み立てやワイヤーハーネス製造などの生産性向上を図るため、昨年7月から同社が所有する上ノ山・穂坂地区工業団地で建設が進められていた新工場がこのほど完成し、8月4日、竣工式を開き関係者約150人が出席した。

 この新工場は、敷地面積約1万6000平方㍍に鉄骨造りの地下1階、地上3階建ての延べ床面積約1万1000平方㍍を建設したもので、1階部分は半導体製造装置の組み立てエリア、2階はワイヤーハーネス製造、精密機器のユニットの組み立てエリアとし、3階には、2階の製造エリアを見学できるスペースなどを備えている。

 また、この工場は、環境省が目指しているゼロエネルギービルの通称「ゼブ」の中の「ニアリーゼブ」認証を山梨県内の工場で初めて取得。「ニアリーゼブ」は、省エネルギーの建物と太陽光発電などによる「創エネルギー」を加え、建物利用に伴う直接的なエネルギー消費量を75%以上削減している建物としている。

 4日の竣工式で、あいさつに立った金山社長は、「環境に配慮した新工場を活用し、今後も取引先とともにものづくりの技術で社会の進歩を支える存在として貢献していく」と語った。新工場の本格的な運用は11月を予定している。

 

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