韮崎エリア

甘利山で山開き式、山の繁栄や登山者の安全祈願

 甘利山(標高1731㍍)の登山シーズンの到来を告げる「山開き式」が、5月5日、甘利山中腹にある椹(サワラ)池近くの甘利神社で開かれた。

 この山開き式は、旭、大草、龍岡、神山の4町で構成している甘利山財産区管理会(守屋重敏会長)が山の繁栄と林業従事者や登山者の安全を祈願するため、同神社が建立された1936年から毎年5月に行っている。

 当日は、同管理会や韮崎市、山岳団体などの関係者約30人が出席し、若宮八幡宮の藤原武男宮司による神事が行われ、祝詞の奏上や玉串を捧げた。  神事後のあいさつに立った同管理会の水川秋人会長代理は、「甘利山財産区の山を資源や観光で豊かにし、大切な財産を次の世代につなげるためにも、関係団体と連携して更なる発展につなげていく」と述べた。

 一方、甘利山はレンゲツツジの群生地として人気を集めており、NPO法人甘利山倶楽部によると、今年のレンゲツツジは昨年と同様、6月上旬から開花し、同月中旬に見頃になるという。

 

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