高齢者を対象に、交通事故防止や防犯意識の向上を図る「竜岡町高齢者防犯・交通安全大会」が、同町のエコパークたつおかコミュニティセンターで開かれ、町内から約１５０人が参加した。韮崎警察署と同町高齢者を守る会、韮崎交通安全協会竜岡支部などの主催。
あいさつに立った同警察署の初原豊署長は、昨年、山梨県警察本部が実施した電話詐欺の被害に遭った高齢者アンケートの結果で95％の人が「まさか自分がだまされるとは思っていなかった」と回答したことなどを紹介し、注意を呼びかけた。
交通安全講話では、同警察署の前野克典交通課長が、今年６、７月にかけて県内で発生した高齢者の交通死亡事故の事例を紹介し、交通事故防止の啓もうを行った。
また、「韮崎警察署紙芝居隊」による電話詐欺防止を呼びかける紙芝居の披露や、反射材を使ったストラップづくりなどを実施した。
韮崎警察署管内の高齢者が関わる交通事故件数（７月31日現在）は80件（前年度88件）で、死者０人（１人）、高齢者の負傷者43人（52人）。また、電話詐欺の被害件数（７月31日現在）は３件（12件）で、被害総額は１３４６万円（約４４００万円）となっている。
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