飲食店と地元タクシーが協力して新サービス
昼夜を問わずに、地元飲食店を気軽に使ってもらおうと、地元タクシー会社の協力を得て、片道五百円で利用できる「ワンコルク」の送迎サービスが四月一日から始まった。
このサービスを始めたのは「のってけしワンコルクの会」(高橋昭浩代表)で、高根町と大泉町の飲食店十店が加盟している。
「人が動いて、店が潤えば、市も潤うのでは」と、昨年秋から検討していたもので、予約制で飲食店と利用者の自宅を結ぶため、地元タクシー会社と検討を進め、往復千円でタクシーを利用できるようになったという。
利用方法は、参加店に電話でタクシーの利用希望を伝え、参加店がタクシー会社に連絡するもので、希望日の時間にタクシーが自宅に到着する。また、タクシー利用者は、飲食店に到着後、一度店内で一コルクを五百円で購入して、乗務員に手渡すシステムになっており、タクシー会社は、集まったコルクを後日清算する。
ワンコルクの乗降可能なエリアは、大泉町全域と長坂町は下条地域から北側、高根町は浅川と清里地域を除いたエリアで、対象地域以外からの利用については、タクシー利用一〇%の割引チケットを発行することにしている。さらに、利用者がまとまった場合は、九人乗りのジャンボタクシーも運行することができる。
高根町のトラットリア・タダリコの山崎忠彦さんは「最初は無料で送迎できることを考えたが負担が大きい。お客様にも負担していただこうと〝ワンコルク〟でタクシーを利用することになった」、「広い北杜市なので、いずれは必要になってくると思うし、どんな結果がでるか分からないが、やってみる」と話している。詳しくは☎45・7227まで。