ほほえみふぉーらむ2018
市内で活動する様々な団体の交流を通して、男女共同参画社会の実現について考える「ほほえみふぉーらむ2018」が、3月4日、高根町の八ヶ岳やまびこホールで開かれた。北杜市男女共同参画推進委員会(小池英幸委員長)と市の主催。
今年は、「支えあい、男女がともに築くまち」をテーマに、同推進委員会の3部会による活動発表をはじめ、女性の活躍やワークライフバランスについての講演会とトークセッション、市内の約20団体による活動発表とワークショップなどを実施した。
一児の母で真打落語家の春風亭鹿の子さんを迎えた講演会では、落語家の門を叩いて約20年の人生を振り返り、女性への風当たりが強かったという下積み時代や子育てと落語家の両立で苦悩した日々を軽快な語り口で紹介。
春風亭鹿の子さんは、「子育てと仕事の両立で心身共に疲れ切ったときに、夫の協力があったから乗り越えられた。家族の絆も深まったと思う」と語り、笑顔をつくる体操や男女共同参画社会をテーマにした短い落語などを披露した。
続くトークセッションでは、春風亭鹿の子さんとアルソア本社株式会社の野田和美さん、山梨県立大学学生の西鍋早葵さんの3氏をパネリストに迎え、「女性の視点から見た働き方改革」について意見を交わした。
また、会場では、子育てやスポーツ、環境保全、観光などの幅広い分野で活動する団体のポスターセッションが行われたほか、帝京第三高等学校チアリーディング部の発表や読み聞かせなどがあり、世代を越えた市民らが交流を深めた。
同推進委員会の小池委員長は、「市民がそれぞれ年齢も性別もこだわらずに様々な活動をすることで、男女共同参画社会の推進につながることを期待している」と語った。