中高生がオンラインで姉妹都市交流
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、今年度予定していた「姉妹都市中学・高校生派遣事業」が中止になったことから、韮崎市は、派遣事業に代わる交流事業を実施しようと、1月10日、交流先の米国・フェアフィールド市の中高生たちとオンラインで結ぶ「オンライン学生交流会」を韮崎市民交流センターニコリで行った。
当日は、韮崎市内在住の中高生12人と昨年7月に来市する予定だったフェアフィールド市の中高生など10人が参加。テレビ会議システム「Zoom」を使って自己紹介を行った後、5つのグループに分かれて「新型コロナウイルス」や「趣味」、「好きな食べ物」をテーマに会話した。
新型コロナのテーマでは、フェアフィールド市の学校はコロナの感染拡大により閉鎖され、現在、オンラインで授業が行われていることや、コロナに感染し、復帰した経験を持つ同市の学生が、「大切なのは予防や感染の知識を蓄えて、活かすこと」と話し、韮崎市の中高生たちは感染対策の徹底を再認識していた。
また、趣味のテーマでは、アニメやゲーム、ギター演奏など、共通の話題で交流を深めた。
フェアフィールド市のローガン・バワーマイスターさん(16)は、「昨年、韮崎に行くことができなかったが、オンラインで話をすることできて楽しかった。コロナが収束したら日本に行きたいという気持ちが高まった」と話した。
穴山町在住の横内佳子さん(甲陵高校1年)は、「ネイティブな英語は聞き取りにくかったが、医師になる夢があるので、これからも英語を学ぼうと思った。フェアフィールドは、コロナの感染者が韮崎と比べて圧倒的に多いと知り、コロナの怖さを実感すると同時に感染しない知識を身につけることが必要と感じた」と語った。
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