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講師に春風亭柳之助さんを迎えて開かれている「落語ワークショップ」(一般財団法人武田の里文化振興協会主催)の発表会が3月14日に東京エレクトロン韮崎文化ホールで行われ、12人の受講者が日頃の練習の成果を披露した。
このワークショップは、初心者でも分かりやすいという「時そば」や「寿限無」などの落語を学び、「話す楽しさ」や「演じる楽しさ」を体験してもらおうと2008年から毎年行っている。
13回目の今年は新型コロナウイルスの影響で3カ月遅れの8月からの練習になったが、発表会までに計7回開講し、話し方や仕草などの技術を磨いてきたという。 当日は、約100人の来場者を前に春風亭柳之助さんが、「コロナ禍での発表会になるので、大笑いの際は、拍手で表現してほしい」とあいさつ。続いて受講者が高座に上がり、「湯屋番」や「死神」、「鰍沢」などの演目を軽妙な語り口で披露し、会場からは拍手が送られた。
6年前から毎年同ワークショップを受講しているという甲府市在住の内田典英さん(62)は、「昨年は高座に上がる機会がほとんどなく、創作落語をつくる時間が多かった。コロナ対策で満席ではなかったが、お客さんの前で創作落語を披露できてうれしかった」と語った。
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