韮崎エリア

円野町の昔の姿伝える写真展、18日まで。

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 円野町の昔の姿を写真で伝え、将来のまちづくりを考えてもらおうと、円野公民館(矢巻令一館長)は、4月16日から円野町屋内運動場で写真展「懐かしい昔を訪ね明日の円野町を考える」を開いている。18日まで。

この写真展は、地域住民から借りた明治〜平成までの記念写真や記録写真、スナップなど約160枚を「懐かしい校舎の思い出」や「昭和34年台風7号」、「地域の伝統行事」など、5つのテーマに分けて展示している。

会場には、明治40年代に建設されたという円野尋常高等小学校の校舎と児童の集合写真をはじめ、第2次世界大戦中に近所同士が協力して田植えを行う「結い」といわれる助け合い活動、昭和30年代の結婚式の風景、昭和34年の台風7号の被害と徳島堰を手作業で復旧する住民の様子をとらえた写真などが並んでいる。

16日に来場した同町上円井在住の草間やよいさん(83)は、「たまたま自分の写っている写真を見つけて感動した。時代の移り変わりが手に取るように分かったが、人口減少が続く円野がこれからどうなっていくのか、何ができるか考えなければと思った」と話した。

矢巻館長は、「4月にこの屋内運動場が完成したことで、円野町を振り返るきっかけができたと思い企画した。写真を見て懐かしむと同時に、町民がこれからの円野町を考え、地域活性活動につなげてくれたらと思う」と語った。

問い合わせは☎27・2137まで。

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