韮崎エリア

大賀ハスを元気に、市民団体が土壌改善作業

 穴山町にある大賀ハス池のハスが土壌の酸素不足で発育不良になっていることから、同町の住民でつくる市民団体「『ふるさとの風土を次世代に』推進委員会」(清水俊弘会長)は、ハスの成長を促進させるため、3月5日に土壌の環境改善作業を実施し、市内外から約50人が参加した。

この活動は、大賀ハスの根が成長しすぎたことで土の中が「酸欠状態」になり、発育不良でハスの花の数の減少や、開花した花が小さくなることが昨年確認されたことから、土壌を耕す作業と大賀ハスの根を切る作業を実施した。

当日は、水を抜いたハス池に入り、くわやシャベルで土を耕して土の中に空気を入れ、事前に取り出していた大賀ハスの球根約50個の根を整えて植え戻し、肥料をまき、池に水を入れた。 清水会長は、「大賀ハス池は穴山町の財産。今後は定期的に地域資源の維持活動ができるように取り組んでいきたい」と話している。

親子で参加した穴山町在住の守屋佐也佳さん(35)は、「子供が今日の作業に興味を持っていたので参加した。子供にとって貴重な体験になったと思う」といい、千羽奈さん(韮崎北東小2年)は、「(大賀ハスが)きれいに咲いてほしいと願いながら、球根を植えた。花が咲いたら見に来たい」と笑顔で話した。

 

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