くらし

今年はどんな年に、長坂で筒粥占い

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長坂町の穂見諏訪十五所神社(小池英夫総代長)で、小正月行事の筒粥占い神事が十四日、午後から始まった。この神事は、十五日午前にかけて行われ、今年の作物の出来具合や景気などを占うもの。

十五所神社で行われている筒粥占いは、四百年あまり続く伝統的な神事で、旧長坂町では、昭和四十五年十月に無形文化財に指定している。

十四日は、筒粥占いを行うための前準備として、葦(よし)筒の製作作業や、神事が執り行われ、午後三時ころに、火入れ式で玄米と葦筒が鍋に入れられた。

十五日には、「開筒」として、筒の中に入っている粥状の米粒の数を数え、その数から、今年の穀物や野菜、天災などの吉凶を占う。