できごと

水道料金統一は、条件付きで可決に

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市内八地域の水道料金統一問題を検討している「北杜市簡易水道給水条例にかかわる特別員会」(渡辺英子委員長)で、三月十五日、今議会に提案している水道料金の条例改正案に、委員会として五項目の条件を加えることが決まり、採決の結果、同条例改正案が賛成多数で可決された。

水道料金統一問題に対しては、武川町と大泉町で反対の声が強くなっており、今議会に「水道料金統一(改正)の見直しに関する請願」(大泉町)と、「北杜市西部上水道(仮称)の開設を求める請願」(武川町)が提出され、水道料金の条例改正案と共に同特別委員会に付託されていた。

水道料金の条例改正への付帯項目は、千野秀一委員が発議したもので、①施行期間を六ヵ月延長し、平成二十三年一月一日とする②改正内容について、周知徹底を図る③水道会計健全化に向けて。検討及び措置を講じること④水系の違いにより料金統一が難しい北杜市の実情に合った二料金体系を上水道移行後も維持できるよう国、県に理解を求めること⑤市政報告会等で、議会が審議の内容を報告できる場を設けることなど五項目としている。

この付帯項目について条例改正提案者の執行側がどう受け止めるのか、特別委員会で白倉政司市長の出席が求められ、同委員会に出席した白倉市長は、委員から提案された付帯項目について了承した。

続いて行われた今回提案している条例改正案に対する採決では、賛成多数で可決した。また、大泉町と武川町から出された請願は、それぞれ不採択になった。