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韮崎大村美術館で開催中の企画展「鈴木信太郎−是好日−」のギャラリートークが12月18日、同美術館で開かれ、学芸員が洋画家・鈴木信太郎(1895〜1989)にまつわるエピソードや作品の特徴などを紹介した。
この企画展は同美術館が収蔵している鈴木信太郎の作品約600点の中から風景画や静物画、人物画など36点を厳選し、展示しているもので、展示は2月22日まで。
当日は県内外から5人が参加し、高島千広学芸員が鈴木信太郎について、「幼少期に患った病で左半身が不自由になり、両親からの勧めで絵画の道を歩み始めた」と紹介し、「車いすや杖を使って全国各地を旅して、出合った風景を描いていた」と語った。
また、「初期の作品では忠実に対象物を描いていたが、自身の表現を模索し、中期以降は鈴木信太郎らしい独特な色使いや柔らかい線の作品が描かれるようになっていった」といい、初期、中期、晩年の作品の特徴や表現の変化を解説した。
神奈川県から参加した今川康子さん(63)は、「中学時代から鈴木信太郎のファン。空や雲の描き方ひとつで季節や時間を感じ取れるという話を聞き、作品の見方の幅が増えた」と話した。
ギャラリートークは、1月15日にも開く予定で、午後2時開会。定員10人で参加費無料(要入館料)。
詳しくは☎23・7775まで。
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