武田の里吹奏楽フェスティバル(韮崎)
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穴山町の住民に地元の文化や歴史への理解を深めてもらう講座「ジモトロジイ歴史教室」が、7月3日、穴山町ふれあいホールで開かれ、約20人が参加した。穴山公民館次第窪分館の主催。
この歴史教室は、昨年11月から始まったもので、初回は「縄文」をテーマに穴山町にある宿尻遺跡などを紹介し、2回目の今回は山梨県立甲府東高等学校で地歴公民を担当している輿水秀人教諭を講師に迎え「地名」をテーマに講演した。
輿水教諭は、平面状の地図を頼りにしている現代では、地形を意識することがなく、山や川、地名などの名前の意味を考えることがなくなっていると話しはじめ、「先人は地形を明確な言葉に当てはめて地名にしていた」と語った。
穴山町の地名の由来については、「山に隣接して窪地が穴のようになっていることから名付けられたのではないか」とし、長野県や岩手県にある「穴山」と呼ばれている地域の地形を紹介した。
また、全国各地に「うわ」が含まれる地名や名称があることを説明し、「『うわ』は共通して北西と南東を結んでおり、信濃から甲斐を通り、駿河に抜けるための道標になっていたのではないか」と説明した。
栗原徳昌さん(77)は、「先人が付けた地名が地形に密接に関係していることを知り、目からうろこだった。地名を想像すると視野が広がる」と話した。
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